旧津山藩別邸庭園(衆楽園)は 平成十四年九月二十日に国指定名勝に指定されました。 立地は津山市役所の前 津山商業高校の横にあります。 津山市役所の前なので無料駐車場も130台もあり 入場料は無料です。(ペットは入れないのでご注意ください) 開場時間は7:00~20:00(11月~3月は17:00まで)と長く 綺麗に掃き清められた園内は清々しくふらりと行きたくなります。
衆楽園は、津山藩主 森長継が明暦(一六五五~一六五八年)京都から小堀遠州流の庭師を招いて築いた大名庭園です。当時の面積は二三,五〇四坪と現在の三倍近い広大なもので、御殿が造られ城主の清遊の場となっていました。津山藩では防衛のうえから場内に他藩の使者を入れず、ここで対応したので「御対面所」と呼ばれました。 その後、森氏にかわって入封した松平氏に引き継がれましたが明治三年正月、時の藩主松平慶倫が「衆楽園」と命名し公園として一般に公開しました。明治四年の廃藩御、多くの建物が取り壊され規模も縮小して一時「偕楽園」また「津山公園」と改称されましたが、幸いにして園池の主要部分は残り、大正十四年再び「衆楽園」と改称し現在に至っています。 この庭園は京都の仙洞御所を模したもので、明暦の創園当時から伝わる建物としては余芳閣が残っています。南北に長い池に大小四つの島を配し周囲の中国山地を借景とした構成は近世池泉廻遊式庭園の典型であり、江戸時代初期の大名庭園のおもかげをよく残しています。 [ 看板から ]
1枚目の写真は入ってすぐの写真です。 池から流れる小川があります。 いつも来たときはその小川を渡って時計と反対周りに周ります。 少し歩くと池です。 蓮の花が咲く季節には蓮の花がきれいに咲きます。 公園を囲むように背の高い木があり、 ちょっとした小道がありました。 可愛いです。 他にも絶妙なバランス感覚の松が!!! 綺麗に剪定されていますが、幹はあらかた池の上。 ・・・どうやって剪定してるんでしょう。 4枚目の写真は橋が架かった島の様になっています。 池に移った木がきれいです。 鏡みたいですね。 渡って近づくと 皇太子殿下御手植松と書かれていました。 まさにこの場においでになられていたのですね。
裏門から順路をさらに逆に進むと 大木が沢山あります。 神秘的な空間でした。 以前は水が流れていた水路だったんでしょうか。 今は水はありませんが石の灯篭があります。 近づいて撮影すると 光の帯が! ちょっと顔をこちらに向けた龍神様みたいじゃないですか(*^-^*) ありがたや~。 そこをさらに少し歩く小川と池の間にお社がありました。 お賽銭を置き参拝しました(-人-) 文字も読めなかったですが、帰って調べると 「七面大天女」と書かれていたようです。 関東の方でお祀りされている龍神様(大蛇様)の様で 病気の治癒や旅行の安全祈願など御神徳があるようです。 詳しくは「七面大天女」と検索してみてくださいね。